こんにちは。今日も元気にスウェーデンにいながらインドに囲まれた生活をしています。Yasminです。今回の記事はインド北西部グジャラート州(人口6000万人)を中心に話者が多い、グジャラート語の挨拶を一緒に学びましょう。
どうして今グジャラート語をご紹介するかというと、日系企業を中心にグジャラート州への進出が進み、少しでも現地の方と円滑なコミュニケーションを図れたらとても良いことですし、グジャラート州は非常にポテンシャルの高い地域だと世界中から期待されているからです。
あのモディ首相もグジャラート州出身ですし、「非暴力」で有名なマハトマ・ガンディーも同じグジャラート出身です。(プラス私のダーリンもそうです笑)
目次
グジャラート語は基本的にヒンディー語と似た語彙が多い?
私はグジャラート州に行き実際に言葉をちょろっと現地の人から学ぶ機会があったのですが、普段ヒンディー映画で聞くヒンディー語と似たボキャブラリーがたくさんあります。

例えばPani(水)象(Hathi) 牛乳(doodh)ハエ(makkhi)などなど取りあえげたらキリがないぐらいです。もしご覧の方がすでにヒンディー語を習得されていたら、学習はかなりハードルが下がると思います。
文字はグジャラート文字を採用していて、話すことよりも、読み書きがとっても難しいですね。まぁそこまでマニアックな人は多分あまりいないでしょうが、また別の記事で取り上げたいと思っています。
日本人は英語よりもグジャラート語の方がとっつきやすい?

私は日本でグジャラート語を自在に操る女性を知っています。何ヶ月単位で旦那さんの実家に子供と里帰り、挙げ句の果ては英語がわからないので、次第に言葉を覚えたようです。彼女いわく、「英語よりグジャラート語の方が簡単やわ〜」でした。
なぜかというと、文法における語順が日本語とグジャラート語で似ているからですね。
日本語 | 主語+目的語+動詞 |
---|---|
英語 | 主語+動詞+目的語 |
グジャラート語 | 主語+目的語+動詞 |
なんと日本語とグジャラート語の語順が一緒なんですね。文の状態によっては全く同じというわけではありませんが、英語に比べて日本語を話す感覚で話せるのはありがたいことなのかもしれません!
簡単な挨拶を覚えよう

簡単に文法体系をさらっと触れたところで、早速グジャラート語の挨拶を学びましょう。
こんにちは
Namaste (ナマステ)ムスリムにはSalaam(サラーム)
ヒンディーと同じです。ナマステをもっとフォーマルにすると(ナマスカール)と言えば良いです。
元気ですか?
Kem cho (ケムチョ)?かtame kem cho(タメ ケムチョ)
→私は元気です。
Majama(マジャマ) Majama che (マジャマチェ)
ありがとう
Aabhar (アバール)(バのアクセントは特殊で有気音のバです。)
またはヒンディーのダンニャワードでもOK。
余談ですがインド人はありがとうって滅多に言いません。他人行儀な言葉に聞こえるから苦手らしいですが・・・。旦那の弟は「No thank you, No sorry」と良く言います。インド人なりの哲学で、お互い迷惑かけるのなんて百も承知の生き方がインド人流なんですかね。日本人もこの図太さ見習わないと!
さようなら
Aavjo (アウジョ)
覚えておくと便利な「聖なる言葉」

グジャラート地方の挨拶で頻繁に耳にするフレーズがあります。面白いので紹介しますね。
Jai shri Krishna | ジェシュリクリシュナ クリシュナ神に勝利を |
---|---|
Jai matadi | ジェマタジ 女神様に勝利を |
この二つに共通する言葉は、挨拶時に神様の名前を唱えお互いに良いVibeを与え合うそうです。まさに聖なる言葉ですね。
クリシュナは色々と説明したら長くなるので、別の機会に説明をするとして、ジェマタジのマタジは女神を意味します。
グジャラートは女神信仰がかなり盛んな地域で、女神様のお寺が沢山のありますよ。お寺で写真を取っていたら、「ネットに載せて悪用するなよ」と叱られたぐらい信仰心の高い人が多いです。女神様のパワーはグジャラートでは何よりも強いんです。女神様も多種多様で大変恐れ多いんですが、お顔が少し怖い方が多いんですよね。 またこれも別の機会で取り上げたいと思っています。
Wikipedia (女神様の写真はリンク先でチェックしてみてくださいね。)
ジェシュリクリシュナは滅多に会わない知り合いの挨拶に使いますが、ジェマタジは頻繁に使います。例えばこんにちはとかありがとうとかさようならとかいつでも使えるので便利ですよ。しかも有り難みの高い言葉なので喜ばれるでしょう。
これをいう人がいたらほぼ間違いなくグジャラート人だと思っててもOKです。
まとめ
いかがでしたか?グジャラートに行く際は必ずこの二つの聖なる言葉は覚えておきましょう。
ジェシュリクリシュナ
ジェマタジ
アウジョ〜♪